孤独人の生き方物語 − あらすじ


物語・あらすじ

  長編▼  中編▼  短編▼  詩▼

 ● 長編

真っ白な明日を君に捧ぐ (現代/ほのぼの日常、学園もの/不定期更新)

 転校してきたのは何でも知ってて、口も上手くて、料理も出来る。そんな不思議な小学生だった――
 大人の心を持つがゆえに周りを認めていく少年と、その友達との少し不思議な、けれど何でもないような日常。ある意味前向きで、ある意味孤独な、ひとりの人間の生き様。
 むかし子供だった人、いま子供の人、周りに子供がいる全ての人に、この物語を捧げる。


遠い夜の向こう (異世界/シリアス、召喚ファンタジー、旅/不定期更新)

 不可解な男に言われて入った扉の先は、見たこともない一面の荒野。夜が明ければ帰れるという男の言葉を信じ、気楽に構えていた彼に、彼を拾った男は言った。「この世界に、朝はない――」。
 決して晴れることのない灰色の空。木も花もない砂漠の世界。北からの襲撃。
 それは確かに、この世界を愛した者たちの物語。


そして今日も花は散りぬる (異世界/ダーク、ファンタジー風、旅/不定期更新)

 命を奪う不思議な力を持った男。彼の前に現れたのは、敵を討ちに来たという一人の女。成り行きで彼と共に行動することになった彼女だったが、様々な人間の思惑を受け、殺意の糸はより複雑に絡み合っていく。交じり合う刀と剣。突きつけられた銃口と真実。その中心にあったものは――
 生を与える者、奪う者。全ては森の中。



 ● 中編

solitude (諸民族風/シリアス/61枚/完結)

 南国育ちの私は旅の途中で、極北と言われる地に足を運んだ。そこで出会ったのは、物静かなひとりの少女。村長の言い付けで案内役となった彼女は、私に北の様々な自然を見せてくれる。驚きの一日を終えた夜、私は村長の、その本当の真意を知ることに。


空が在る場所 (欧米風?/シリアス/連載中)

 いきなり宇宙飛行士になると言い出した常識外れの女。周りの反対も押し切ってでも、彼女が望んだこと。それは顔すら知らない愛する者との小さな約束と、長過ぎる人生に自ら打つ終止符。彼女が本当に目指したものは――
 さあ、空を見に行こう。


人生の笑い方 (異世界/シリアス/90枚/完結)

 ネタ探し半分、娯楽半分に小さな港町を訪れた女性作家。そこで出会ったのは、海の彼方にあるという幻の国を探し求める若い漁師の男。面白そうなネタが出来たと、どこまでも冷静に考えた彼女は、その男の様子を見ることにするが。
 やがて男は船出の時を迎え、海へ。そして残された彼女は知る。彼の、一つの真実を。



 ● 連作

ソライロフラグメント (現代/ほのぼの日常、学園もの/100のお題/不定期更新)

  勉強を一生懸命やった記憶より、友だちと下らないことを話してた記憶の方が多い。先生に褒められた記憶より呆れられたことの方が多い。彼らは、問題を起こさない代わりにやる気もなかった。そんな適当で当たり前だけど、どこか当たり前じゃない高校生たちの、何気ない日常の断片集。
 今あなたの目に映っている空は、どんな色をしているんだろう?


赤い魔女の伝記 (異世界/シリアス、ダーク/不定期更新)

 この世のどこかにいると伝えられる、赤い魔女。何でも願いを叶えるが、代償として必ずその人の大切なものを求めるという。彼女は決して、ただの幸福を与えない。それでも、その力を求めずにはいられなかった、愚かなほど真っ直ぐだった人間たちの物語。
 全てが終わった時、最後に笑えるのは、誰?



 ● 短編

one night −tsukikage− (現代/シリアス/43枚/完結)

 ふと目を覚ますとそこは学校の保健室。いつもと同じ友達、同じ風景。ただ一人、いなかったことを除けば――
 突然消えてしまった存在を、たった一人覚えている少年。彼はそれを追い求め始めるが、やがて彼の記憶からさえ、その存在が消える時が――


空に囚われた月 (異世界/シリアス、ファンタジー風/42枚/完結)

 宗教が国の全てだった時代。教会の頂点にいた一人の姫巫女は、反乱軍の兵士によって、それまで持っていた全てを壊されてしまう。胸から下げた十字架。それを握り締める赤く染まった手。憎悪と愛情に蝕まれながらも、彼女はその一歩を踏み出す。
 それは自由を求め、時代を吹き抜けた、一つの白い月の話。


モノローグの終わりに軽食を (欧米風/シリアス/29枚/完結)

 町外れの崩れかけた劇場で、男は誰もいない客席に向かって演技し続けていた。町外れの古びた喫茶店で、女は深いため息を吐き続けていた。
 それは二つのモノローグが笑顔で終わるための、小さな一つの儀式。


王様のおもちゃ箱 (異世界風/シリアス/15枚/完結)

 彼は一人、星の無い空を見上げた。休むことなく、どこまでも動き続けるだけの運命。決して見えることのない明日。それでも、それはどこまでも、優しく彼に笑って――
 それは王様の手の上で生きる者たちの、ひとつの「光」のカタチ。


夢の終わり (異世界/ダーク、ファンタジー風/11枚/完結)

 赤く染まった剣を片手に、薄暗い道を私はただ走った。その先にいるはずの男と、決められた終焉に向かって。
 それはきっと、ひとつの夢の終わり。


ndovu (諸民族風/シリアス、ノンフィクションもどき/掌編・10枚/完結)

 空っぽの腹を抱えて、私は何時間も荒野の中を歩き続けた。やっと食料を見つけた私を待っていたのは、どこまでもいたずらな運命。生きたいという思いがぶつかり合った時、そこに生まれたのは、ひとつの悲劇。
 それは確かに、この世界で起こった物語。


ターミナルのほとり (現代/和風ファンタジーもどき/掌編・7枚/完結)

 やあ。こんな所へ、一体なんの用だい?
 私かい? そうだね、それを話すには、少し時間というものについて説明しないといけない。つまらない話だけど、聞いてくれるかい?
 最後まで聞き終わった時、果たして君は、どうするだろうね?



 ● 詩

Trivial place …… さあ、走り出そう。空の言葉が、聞こえていた時代へ。
scarlight …… きっとあなたにもあるはず。あなたの空にも、周りにも。
orrery …… 笑っても泣いても、何も変わらないのなら。
空の手紙 …… 今、この空に誓おう。あなたへの、その想いの全てを。
あいのうた …… それは気がつけば、いつもそばにあるもの。
life of a tree …… 同じ空の下 風に揺れ 光を求め――
音溜り …… 空の青 海のあをにも 染まずただよふ――
tinea …… どこまでも不可解で歪な世界。あなたなら、どんな物語を紡ぎ出す?
I want … …… もう自分では泣けない私に、どうか涙を。


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